こどもの頃によく食べた思い出のおやつと言えば何を思い浮かべますか。
沖縄では戦後の小麦粉が流通していた時代に、小麦粉をおいしく食べるレシピの一つとして、生まれたアガラサーやタンナファクルーが有名です。

アガラサーとは、沖縄の黒糖蒸しパンのこと。
その名の由来は諸説あるようですが「蒸す」「蒸しカステラ」という意味もあるそうです。
「こどもの頃に母がよく作ってくれたのよ。当時はお菓子っていってもそんなに色々無かったからね」と話してくれた小浜さん。

「今日はいつもお世話になっているチームのみなさんに食べてもらおうと思って作ってきたの。いつもは孫に食べさせるために作るんだけどね」と職員に差し入れをしてくださいました。
作り方はいたって簡単。
<材料>
小麦粉150g
ホットケーキミックス180g
黒糖 50g
卵 3個
牛乳 150cc
溶かしバター 大さじ1
以上の材料を混ぜて蒸し器に入れて15分蒸すだけ。

小浜さんの作るアガラサーは、蒸す時に月桃の葉を敷くことで、食べた時に月桃のやさしい香りが広がる味でした。

耕地面積の半分にサトウキビが植えられている沖縄では、料理やおやつとしても幅広く黒糖が使われています。
戦後貧しい時代に庶民にも食べられるおやつを作りたいと考えられたタンナファクルーもその一つ。
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沖縄の先人たちの知恵を感じる懐かしの味を楽しんだ1日でした。