
「わたしもこんな可愛い服を着て踊りたい、くるくる回りたい。」
フィギュアスケート選手になることが可愛いものが大好きだった小学生の頃の小さな小さな夢のひとつでした。
e-noの井坂です。
毎年冬を迎えると、スケートリンクに連れて行ってもらい、朝早くから夕方まで滑っているくらい好きだったのですが、スケート教室をどう探せばいいのかもわからず、なぜか恥ずかしくて親にも言い出せなかった。チャレンジする前から無理だと諦めてしまったことのひとつでもあります。
「あぁ、なんであの時、スケートを習いたい!ってお母さんに言わへんかったんやろう」。36歳になった今、テレビでスケートの試合を観ながら、ふと思い出し、「あの時、できひんかったけど、今やろう。次の休みの日はスケートをしに行こう」と心に決めました。
一緒に滑ろう、と誘った友人に一度は断られたけれど、「暖かい控え室で見学しててもいいから、1時間だけ付き合って!一生のお願い!」と諦めず懇願。
「一生のお願い…この前もしてたで。」と言いながらも付き合ってもらえることになりました。
南国の沖縄にスケートリンクがあるの!?と思われるかもしれませんが、一カ所だけあります。那覇市内から車で約20分、隣接する南風原町、そのはずれにスケートリングのある「エナジックスポーツワールド・サザンヒル」があります。
滑れるかなー、と少し緊張しながらサザンヒル内へ。スケートリンク以外にもバッティングセンターやボウリング場、岩盤癒もあるようです。
スケート靴がたくさん並ぶ受付で、滑走料金(貸靴代含)¥1700と手袋代¥100を支払い、施設内へ!

リンクに繋がるドアを開けた瞬間、ぷーーんと懐かしいにおいがします。
「氷のにおい?ゴムのにおい?なんやろ?」と考えた瞬間、沖縄では感じたことのない寒さに、「ひゃーーー!!」と悲鳴が出ました。
寒さに震えながら、とりあえず椅子に座ります。目の前には、真っ白な大きな氷のリンク。

小学生~高校生くらいの子供たちやその家族が、手を繋ぎ、楽しそうに声をあげながら滑っています。

早く滑りたい気持ちを抑えて、こうだった気がする、と昔の記憶を頼りに靴を履き強めに紐を結びます。
ドキドキしながら、歩いてみます。「トントントン…」と意外とスムーズに歩けた。
ブレード(スケート靴の刃の部分)とゴムマット(床)の感触を確認しながら「あぁ、こんな感触だった」とあの頃を思い出す。
さあ、いざリンクへ!
友人は暖かい見学室へ避難したので、ここからは“一人スケート”です。
リンクを囲っている壁につかまりながら、転ばないよう細心の注意を払い、氷の上へ。

片足ずつゆっくりと氷の上に置きます。
「これは、怖さも知らず滑っていた昔とは違うぞ!」と思いながら、10センチほどだけ片方の足を前に出してみた。次に、もう片方の足を。
「…これは転んだら大惨事になるわ。」
絶対転ばないと決意して、壁にがっしりつかまりながらゆっくりゆっくり確実に滑っていきます。
同じように壁につかまりながらゆっくりゆっくり滑る(歩く?)子供たち。誰かが転んだら巻き添えに…私たち運命共同体…子供たちのためにも何が何でも転んではいけない…なんてことを考えながらリンクを1週。

滑りながら、気づいたことがひとつ。
『転ぶのが怖い。怪我をするのが怖い。』
あの頃は転んだあとの事なんて考えず、ただ氷の上を速く滑るのが楽しくて夢中になっていました。今は、転んだあとのこと、怪我をすることが気になって慎重に滑っている。
…仕事でもそうなっているのかもしれない。
失敗が怖くて新しいことに挑戦できていないのかな…。
少し挑戦をと最後に片足滑りをしてみた。でも、やっぱり転んで怪我をするのは怖い。
約2時間のスケートで足はガクガク。全身がちょっと痛い。
でも、楽しかった。なんだろう、この爽快感。
いつもと違う休日。やりたかったことをひとつやれた、という満足感。そして明日の仕事に繋がるヒントが見つかって、ストレス解放になったのかも…。
日々、自分なりには一生懸命。心がストレスでいっぱいになってきます。その前になんとかしたい。ストレス解放の探索は続きます…。
このブログを書いた人

お客様担当の井坂歩(いさかあゆみ/36歳)です。全国各地の幅広い年代のお客様とお話しさせていただき13年、楽しいこと、嬉しいこと、悲しいこと、辛いこと等、お客様との色んなお話を通して心の勉強をさせていただいています。
でも、時には心の中が整理できず、モヤモヤでいっぱいになることも。そんなときはどうしたら心が楽になり、また頑張ろうと前を向けるのか自分なりの方法を探索しています。
皆さまのご感想やつぶやき、心の解放方法を教えていただけますと嬉しいです。
isaka@cha-genki.com までお待ちしています。
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