今から約7年前、社員研修で「松下幸之助歴史館」を訪れたのを機に、沖縄教育出版で『素直な心普及委員会』が発足しました。研修に参加したメンバーが持ち帰ってきた学びは、”素直とは、スグやること” 。琉球大学の教授職を退官し、e-noの品質管理を務めている渡久山が委員長となり、すなおな心で実践し、皆からのありがとうがたくさんあった職員が毎月すなおな心賞として表彰されます。
『伸びる人の条件は、プラス思考・メモ魔・素直』。新卒採用をはじめた頃から、川畑がよく社員に伝え大切にしてきたことの一つでもあります。「お利口さん」と「素直」は違う、ともよく言われていました。素直とは、いったいどういうことなのか? 松下幸之助さんの「素直な心になるために」を手がかりにしています。

松下氏の丁寧に丁寧を重ねた解説、最初は回りくどくも感じ、読むのに苦労しました。半分近くまで読み進め、ようやく少しずつ身に沁みてくるように……。「素直」ということについて、これほど考えた人はいるでしょうか。その意味、「素直」ということの本当意味を体感するまでには、まだ道のりが遠そうです。
◆ 素直な心になるために
2004年4月19日 第1刷
2004年12月8日 第4刷
著者:松下幸之助
発行所:PHP研究所
頁数:222ページ
定価:514円