毎朝8:20
配送メンバーがぞろぞろと会社の5階のフロアに集まります。配送メンバーとは、特別支援学校を卒業した商品の配送や梱包をしている9人のメンバーのことです。そこで行われるのが朝の勉強会。日替わりで毎日、自分たちが学びたいことを勉強しています。この朝の勉強会は17年続いています。

イーノで商品管理を担当している渡久山章(とくやまあきら)先生が火曜日の「先生」。新聞記事から社会のことを学ぶ時間です。今日の記事は、「草のスロープ “楽しい”」。
「石垣青少年の家祭まつり&遊びリンピック」が開催され、草滑りや火おこしなどユニークな遊びや体験に多くの親子連れで賑わったお話です。
その記事をみんなで交互に読み、漢字が読めない、どこから読むのかわからないなど困っている人がいたら自然に周りから声がかかります。一人で読んでいるのにみんなで読んでいるかのようです。

読んだ後は、渡久山先生から質問が投げかけられます。
「みんなは草滑りはしたことがある?スキーはしたことがあるかな?」
ほとんどのメンバーが「ない」と答えます。
「僕は、板に乗って滑ったことがある」と渡久山先生。
次に渡久山先生から火おこしのお話。
「マッチやライターない大昔、木の棒を回転させると摩擦熱で火がつくんだよ。摩擦熱って知っている?寒い時に手をこすると熱くなる。これが摩擦熱。タオルに水を含ませて体を拭くことを冷水摩擦という。乾燥させたタオルで拭く時は、乾布摩擦という」
渡久山先生からの質問はまだまだ続きます。
「みんなはシャボン玉ってしたことある?何で作るの?」
「ヨーヨーはしたことある?コマ回しは?」
ほとんどのメンバーは「ない」と答えます。

昔ながらの遊びや体験を新聞記事を通して渡久山先生からお話を聞くことができます。仕事では学べない、本当に貴重な時間です。
最後は、今度はみんなでヨーヨーの勝負をしよう!で盛り上がりました。
