今夜のお天気はどうかしら?
昔十五夜の日は、豊作祈願で畑の農作物やお芋をお供えして、みんなで感謝する日だったのよ。
今はお餅もいつでもどこに行ってもあるけれど、
昔は自給自足で豆ももち米も自分たちで作って、臼でひいて・・
お餅は沖縄の行事・法事の時に出てくる特別なもの。
十五夜はお餅がたくさん食べられる日だったのよ。
その日の晩はね、家の前にゴザを敷いて、おばーがふちゃぎを作るのを手伝ったりして
月が出てきたらウートートーって言ってお供えしながら夕食をみんなで食べるのよ。
お餅を食べた後は、そのままゴザの上で月を仰ぎながら寝るのよ。それが気持ちよくてね。
「ハブが出るから家の中に入りなさい。」とか
「風邪ひくよー」って怒られながらも、外でご飯が食べられて、外で寝られるって
嬉しくて、十五夜っていうとついそれを思い出したね。
今日はお家で少しお月見気分を味わうのはどうかしら?

ススキがなかったから、ちょっと似た雰囲気のレモングラスを一緒に

↑左:もちきび 右:小豆
自然に感謝しながら・・・
ちょっと色付けに目にも楽しい十五夜のお月見会を楽しんで♪
ふちゃぎ(5・6個)(お餅に小豆をまぶしたもの)
材料1:小豆・お塩少々・お砂糖
①小豆を煮る(水ひたひたより少し多め)中火で40分前後たき、
途中で塩少々(隠し味程度)加える
②ふちゃぎに付けるあずきと餡用に分けておく
※ふちゃぎ用は潰れないくらいの硬さ(40分前後)、
餡は潰れるくらいまで残りの小豆をもう少しやわからめに煮る
③餡を作るときに砂糖はお好みで入れる
お餅を作る
材料2:もち粉1カップ・お水1カップ・塩少々
④もち粉とお水を入れてこねる
⑤耳たぶくらいの柔らかさになったら、ピンポン球サイズに団子を作る
⑥親指で真ん中を押して少し平たくする
⑦取り出し用のバットに油を薄くひく(くっつかない様にするため)
⑧沸騰したお湯にお餅を入れる
⑨バットの上にふちゃぎ用に煮た小豆をしき、鍋からお餅が浮き上がってきたらすくい上げ、
水気を切りバットに移しさらに小豆を手早くまぶす

おはぎにもにているけれど、ふちゃぎはお餅に煮た小豆をまぶし、
おはぎはご飯に餡子をまぶすものの違いかな?!
もちきび
もちきび1カップ、水1カップ、塩少々
①きびを軽く洗って、炊飯器に入れて炊く。
②炊けたら、お皿にとりだし、手早くピンポン球より少し大きく丸める
③真ん中を親指軽く押し、くぼみを作り餡を乗せて周りの生地で餡を包んでいく