暑い夏には沖縄そばの出汁が身体に泌みる~~
お汁を飲み干すと、ポパイがほうれん草を食べる時のように身体にみるみる元気が沁みわたっていきます!沖縄そばとソーメンチャンプルーが大好物なe-noの蜂谷菜保子です。

先日、漬け酒歴30年のゆうなんぎい辻野さんのお話を伺ったとき、漬け酒は「飲む」イメージでしたが、これも漬け酒じゃないか!と気がつきました。島とうがらしを泡盛に漬ける沖縄の代表的な調味料、「コーレーグース」です。
そう、飲むだけじゃない!泡盛は調味料にもなるんですね。
コーレーグースを沖縄そばに2、3滴… あら不思議、一気に爽やかな風味漂います。暑い日には辛いものも食べたくなるので、最高です。
最近は「#沖縄的家飲み」として、e-noメンバーで楽しい家飲み模索中ですが、なかでもおつまみを作るのが上手な川満美和子先輩(「ひとり飲みブログ」)はコーレーグースを使うのもお手の物。「これにかけると美味しいはず」と、お豆腐やゴーヤーのサラダなどなど、コーレーレシピがビビビと閃くようです。川満先輩のオススメを試すと大抵美味しい。(川満先輩は”のんべぇ”であります)。

e-noの沖縄まるごと通販でお世話になっている牧志公設市場・久高鮮魚のパパからも、お刺身をコーレーグースでいただくと教えていただき、ハマっています。
ということで、「Myコーレー」(=自分好みのコーレーグース)作っちゃおうと決心しました。

「Myコーレー」は、ちょっとアレンジしたいと思い、市場でたまたま見つけたハラペーニョ(メキシコ原産のトウガラシの品種の一種)を一緒に入れることに。泡盛はいただきもの、瑞泉酒造さんの10年古酒King。
「古酒(クース)でコーレーグースを漬けるとは、なんという不届き者か!」
と業界の方々、泡盛ツウな方に憤慨されることは覚悟のうえ…
泡盛初心者ならではの拙い持論としては、「まろやかなお酒で漬けると、美味しくできあがるはず!」
漬けて数日、すこ~しずつ島トウガラシが、瓶の底に沈んできたなと思いましたがまだ我慢。意外にも、ハラペーニョの緑色が泡盛に滲み出てくることはなく、見た目には沖縄そば屋さんで見かけるコーレーグースの色と変わりありません。
1ヶ月後、開封してみると、「ちゃんとコーレーグースの香りがする!」

夕食に、にんじんシリシリを作り、小さなティースプーンで2~3回、まんべんなく混ぜあわせ…味見。
か、からい!じんわ~り辛いのがクセになる!
これはいいぞ。川満先輩にもぜひ味見してもらいたい一品になったと自画自賛。
島トウガラシオンリーよりも、辛さがピリッと効いているような気がします。
沖縄家庭料理の『ゆうなんぎい』さんに置かれている「激辛」と書かれたコーレーグースよりも辛い。色、香り、見た目には全く辛さが主張されていないだけに、怖いものが出来上がりました。
固定概念に囚われず、まずトライ。何でも漬けてみたくなっている今日この頃です。
おそらく誰も漬けたことがないであろうものまで漬けている!と自負しています…
沖縄のいろんな素材、泡盛に漬ける試みを綴る今後の【yervinoブログ】にも乞うご期待^^
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この記事を書いた人

e-no お客様担当・蜂谷菜保子(はちやなおこ)
1986年生まれ・北海道出身
身近にあるもの、食べるもので身体を元気にしていく知恵、「ぬちぐすい」(命の薬)と考える沖縄の食文化を見て聞いてやってみています。