ミーンミーンミーン、、、姿は見えないけど鳴き声だけはすごいセミ。鳴き声を聞くだけで暑い!車で外出しようとした瞬間、小学3年生の娘が見つけてしまいました。ポストにセミの抜け殻がひっついているのを。

「あーかわいい」と娘。最近の子が言う「かわいい」は理解できず。どうみてもセミの抜け殻は可愛くない。どちらかというと気持ち悪いです。最初は子供も棒でツンツン、ツンツン、、

その後、手で掴み車に一緒に乗ろうとするので、、「待って、お願いだからセミは置いてちょうだい」というと「え?なんで??」と聞くので、「とにかく踏んでぐちゃぐちゃになったら嫌だから」
「そんなことはないのにねー」と言いながら棚の上の見えにくいところに隠して娘は出かけました。

家に帰ってきて、棚の上に隠していたセミの抜け殻を手に取り「ただいまー、ちゃんといるねー」と言いながら一緒に家の中に。。それから、蝉の抜け殻は、台所にいると思ったらテーブルの上にいたり、テーブルにいると思ったら娘の肩の上に乗っていたり、、、しまいには、娘の頭の上のところで一緒に寝ています。これは、翌朝潰れてるのかな、、、と不安なまま朝を迎えます。
翌朝、やはりいません。セミの抜け殻が、、どこかで潰れたに違いないと思っていたところ、娘が言いました。「セミに名前をつけた。名前はチャック」と聞いて思わず、「チャック?ズボンのチャック?」と聞き返ししてしまいました。なぜ名前を「チャック」にしたのか、すぐにわかりました。セミの抜け殻を後ろから見たらなんと背中の割れ目がまさにチャック。よく考えたなーと関心してしまいました。その肝心のチャックが見当たりません。「チャックいないよ」と娘に聞いたら、、

「チャックはここで寝てるよ」と三角カレンダーの内側にチャックが、、お家の中にいるような感じで寝ています。いや、寝ているのではなく、置かれているだけです。それから2、3日が経ち、チャックはまだ寝ています。チャックの名付け親の張本人はもうチャックのことを忘れています。捨てていい?とは聞かずにそっとお外に出しました。