【今日も1日「うーとーとー」】のコーナーでは、その日に感じた感謝の気持ちをお届けしています。「うーとーとー」は沖縄の表現でお祈りの言葉。いいことがあった時に、ご先祖様への感謝の気持ちを込めて「うーとーとー」と小さな声で仏壇につぶやきます。何気ない日常の中でe-noスタッフがその日に出会った「うーとーとー」と感じた瞬間をご紹介します。
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今日は朝から雨が降ったり止んだり…
いつどしゃ降りになるかもわからないので傘は手放せません。
雨が降っても蒸し暑い沖縄ですが
今日は、いつもより涼しい感じ
お昼の12時に近づくと雨が止んで
青空さえ見えてきました。
車内から青い海を見ながら静かに祈ります。
6月23日
沖縄戦から76年、慰霊の日を迎えました。
沖縄に住んでいてもその当時のことを直接聞く機会はほとんどありません。
今は亡き祖母にもっと聞いておけば良かったなーと思います。
2年ほど前に86歳のお客様から
「空襲の時、みんなサトウキビの影に隠れながら逃げてたよー。でもね、サトウキビを刈ったあとは、お尻が見えてねー」と笑いながらその当時の話を聞いたことがあります。
サトウキビは、大人の背丈よりも高く伸びると向こう側が見えないほどですが、1〜3月の収穫時期が終わるとあたり一面見渡せるようになります。
その話を聞いたとき、つらい、悲しい日常の中にもたくましく力強い女性の姿が見えた瞬間でした。
そのことを思い出し、88歳になるお客様、もっともっと大事にしてあげないとなと。
久しぶりに明日、元気かな?のお電話をしようと思います。

美味しいものを食べて、おしゃべりを楽しんで今日も1日終わろうとしています。
そんな当たり前のことに感謝しながら2度目のうーとーとーをしました。
■琉球王朝から続く伝統菓子ちんすこうが入った『琉菓子』
「首里からの贈り物だからうーとーとーして食べた」とのお声に職員一同とても嬉しくなりました。

e-no お客様担当&仕入れ担当・大城美佳(おおしろみか)
Email:mika@e-no.com
1979年生まれ・沖縄県那覇市出身