「帰る準備をしてくださーい。もう帰るよー」。
会社にいる二人の子どもに呼びかけて、久し振りの定時帰宅。
いつもは、1時間2時間ついつい残ってしまいますが、コロナウイルスの感染予防で臨時休校になった子どもたちが会社にいる時は、早く会社を出たい。社内で暴れ回らないうちに、他の職員の邪魔にならないうちにと心配で仕方がない大城美佳(おおしろみか)です。
ちょっと早い帰宅なので、帰りながらいつもとは違う場所にお出かけです。
国際通りから車で約20分、那覇市のはじっこにある工房『眞正陶房』(しんせいとうぼう)。

古酒(クース)を熟成させる酒甕(さけがめ)からひとつづつ手作り手書きにこだわった器は、どれも優しい気持ちにしてくれます。そして、海の中をイメージさせるターコイズブルーや力強い鮮やかな空をイメージさせるコバルトブルーなど元気になれる色がいっぱいです。

最近からシーサー作りも始めたとのことで、ちょこんとしたシーサーですが、しっかり守ってくれそうな重みと迫力があります。ご先祖様から引き継がれてきた茶色のシーサー、草むらから出てきそうな緑のシーサー、きっと縁側でのんびりしてそうな黄色のシーサーと妄想しながら、独特な色で楽しめるのが焼き物の魅力です。

そんな素敵な焼き物で、チャンプルーを食べたら美味しいだろうな。。
ということで、二人の子どもたちと作り手でもあり店主でもある安里真尚(あさとまさなお)さんと貴美枝(きみえ)さんご夫婦と一緒にお皿選びが始まりました。

「チャンプルーなら7寸(21センチ)ぐらいがちょうどいいだろうね。」と安里さんのアドバイスも受け、子どもたちがまずは好きな皿を選びます。
子どもたちが選ぶ皿に、「これはマカロンシリーズ。マカロンって知ってる?」と安里さんに聞かれ、「知ってる、知ってる、まあるいお菓子!」と答えます。
「この緑は、カーサ、月桃の葉っぱをイメージした色なの。カーサって知ってる?」
「うーん…」と最初は考えていた子どもたちもムーチーの葉っぱと聞くと「わかる、わかるー!」とご機嫌。
緊張していた子どもたちも「私はこれがいいー!」「私は、あの皿がいいー!」と自信満々に選びます。

そして…、最後の最後で選んだ皿は、深い海の色をしたマカロンシリーズのお皿。チャンプルーもきっと美味しく見えるはず…ということで決まりました。すぐうちに帰ってチャンプルーを作りたいほど楽しみです。
学校が休校になり、スーパーやショッピングセンターなどどこにも外出できない日が続いています。こういう時に、安心して子どもと楽しめる場所がこんなところにあったなんて…。なんだかとても心がホッと落ち着く時間でした。

色々と教えていただいた安里さんご夫婦。
楽しい時間をありがとうございました。目で見て楽しめて、手にとって温かみを感じる器をこれからも楽しみにしています。
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この記事を書いた人

大城美佳(おおしろみか)
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