今年の夏は本当に暑いです。どこにも行けない、誰とも会えない…そんな毎日では気分まで落ち込んでしまいます。とにかく『笑ってほしい』ーそういう思いで今月は、「ウチナーの笑い」をお届けします。一人でしみじみ笑っても、誰かと一緒に大笑いしても、皆さんが笑顔になってもらえたら嬉しいです。
ある年の夏。84歳のおばぁが手術をすることになりました。「おばぁ大丈夫かねー」と医者が心配すると、「若いうちに手術しないとねー」とおばぁは答えたそうです。いつも若々しいおばぁは、周りに元気と勇気を与えてくれます。
イーノの職員の母親は93歳。お仏壇へお供えする重箱料理の御三味(うさんみ)や、お正月料理は全て手作り。手料理が好きで外食はほとんどしないのですが、実は、金銭面でも思うところがあるようです。なぜかと尋ねると、「老後のためさー。貯金しておかないと、これから長生きするかもしれんからね」。93歳のお母さんの「老後」はまだまだ先のようです。
その93歳のお母さん、膝が痛いと医者に訴えました。「椅子に腰かけて膝をまっすぐ伸ばす。疲れたら降ろすだけでも良い運動になるよ」とストレッチの仕方を丁寧に教えてもらいました。家でさっそく実行。椅子に座って膝を伸ばし、教え通り膝をしっかり真っ直ぐに。ただ違うのは、その先にも椅子をおいたことでした。
「それでは畳の上と同じでなんの効果もないよ」という娘に「え?そうなの、だったらちゃんと言えばいいのに」。
最後に、おばぁのもう一言。
おばぁの庭で育てたゴーヤーがたくさんできました。娘家族への電話です。
「ゴーヤー貰うねー?上等だよー」
見た目が悪いゴーヤーだったとしても相手に良かれと思う気持ちがあれば「じょーとー」と言います。あくまでもあげる側の判断で「みなじょーとー」になるのが面白いところです。
皆さんの地域での独特な言い回しなど、特徴的な言葉遣いはありませんか?ぜひお便りください。
(お客様担当 おおしろ・みか)