仕事をしながら子育てをしていると、思うようにいかず悩んで落ち込んだり、
どうしたらいいのか分からず途方にくれることも少なからずあるのではないでしょうか?
私自身、3人の息子を育てながら、勝手に一人で背負い込み、いっぱいいっぱいになる時があります。

子ども達が言うことを聞かない。
主人が出張でいない。
両親も夫婦ゲンカ中で冷戦状態、気を使うし。
雨だし。
時間もないし。
生理でお腹も頭も痛い!
洗濯も弁当の準備も、あれもこれもしなきゃいけないし!!
イライラを通り越して、泣きたくなることも。
冷静に振り返ると、こんな時はたいてい感情だけに振り回されて、自分の事も子どもの事も見えなくなっています。
周りも見えなくなっています。
ある日、仕事を終え1~2分たらずの駐車場への道のりを、脇目も振らずダッシュで駆け抜け、駐車場のお姉さんへの挨拶もそこそこに車に飛び乗る。
延長保育ギリギリで保育園や学童から3人の息子たちを迎え、夕食の食材をスーパーに買いに走る。
どんなに約束してもふざけて騒ぐ息子たちをたしなめるのにも疲れ、お腹が空き夕方の疲れも出てきたのか、抱っこの三男もグズリ続ける。
泣きたい気持ちで車が行き過ぎるのを待っていた横断歩道。
ちょうどそんな時、すぐ横から通りすがりの知らないおばちゃんの声。
おばちゃん 「あいっ!かわいい子たちだね~。」
長男&次男 「「こんばんは!」」
おばちゃん 「買い物終わったの?」
長男&次男 「「はい!」」
おばちゃん 「元気だね~、利口ぐゎぁやさ。3人兄弟ねぇ?」
長男 「はい!」
おばちゃん 「あんた達、お母さんはね色々大変だからね、なるべく困らせないでよー。」
長男 「・・・はい(笑)。お母さん、この荷物持つ~?」
次男 「オレが持つし!」
おばちゃん 「あいっ、えらいさー!姉ぇさん、あんたがんばってるねー。でも、よんな~よんな~よー(ゆっくりゆっくり)。だー、おばさん急いでるから今日はもう帰ろうねー。」
私 「ありがとうございます・・・。」
次男 「・・・なんでお母さん泣いてるの~?」

涙腺崩壊―。
こわばっていた心も肩も眉間のシワも、涙と鼻水と一緒にすーっと力が抜けました。
まるで世界には自分と子どもだけ・・・のように勝手に感じていたけど、視界が急に開けた感じです。
そういえば、こないだ電話で話したお客様にも励まされたな。
職場のみんなにも、いつも声かけてもらってるし。
たしかに、子どもたちも成長してる。上の2人も抱っこだっこの時期があったのに、気づかいさえできるくらい大きくなった。
主人もやがて帰ってくる。
両親にもいつもかなり助けてもらっているし。
明日は晴れるみたい♪
洗濯は明日でもいっか。よんな~よんな~。
お弁当はちょっと手抜きして、夕食のにんじんシリシリーと、子どもが大好きなミニトマトを多めにしよう(笑)。
心と体のお守り「ちゃげんきへのひと粒」飲んで、子どもたちと今日は早めに寝よう!
「なんくるないさ~(どうにかなるさ)。」でいこう!!
落ち着いて周りを見たら、沢山の人に支えられてる。
ない、ない、ない、と思っていたけど、すでに私は、ある、ある、ある、だ。
ちょっとずつ、心と体、回復してきたぞ。

沖縄サザエさんこと新垣(アラカキ)、ときにはしくじることや悲しいときもあるけれど、
明るく前向きに走りつつ、時には立ち止まり、回り道もしつつ、周りに感謝してやっていきます。
昨日も今日も明日もがんばっている女性のみなさん!
お母さんもお父さんも、おじぃもおばぁも、子どもたちも。
時にはふんばる必要もありますが、頑張りすぎないで、よんな~よんな~やってまいりましょう。
私もさっきのおばちゃんみたいに、「ちょっとしたおせっかい」ができるようになりたいな。
もしかしたら、私みたいにほんの少しだけそれに救われる誰かがいるかもしれない。
沖縄には、まだまだ「ちょっとしたおせっかい」上手なおばちゃん達がいっぱいいます。
そのお話はコチラから~。→→(子どものケンカもおさまる、沖縄のおばちゃん登場!)
e-noライター:新垣