沖縄の豊かな自然

渡久山 章(とくやま あきら)先生
1945年生まれ。宮古島出身、琉球大学名誉教授。地球科学、環境化学を専門分野に海水の化学など数々の学術や論文で受賞する沖縄の水に関する専門家。

「なぜ、『言葉』は『言(こと)』の『葉(は)』と書くんでしょうねぇ?」

いつもニコニコしながら、突然そのようなお話をしてくださるのが渡久山章先生です。「沖縄の青さは、青と言っても一つじゃない、一色じゃない」先人が何を見て、何を思い、そして自身はどう感じているのか…古い歴史の話をきいていたかと思えば、いつの間にか新しい感覚、視点の世界に誘われている。そんな魅力にあふれる渡久山章先生と一緒に、沖縄の「豊かな」自然について魅力を再発見、新発見しお届けしていきます。

自然、人々の営み、言葉のつくりまで「自由な発想でいい」と感じる世界をお楽しみください。

渡久山先生とわたし

川満 美和子(かわみつ みわこ)
1979年生まれ。2002年入社した頃に立ち上がったイーノ化粧品に関わってきました。

偶然にも私の父と同郷、同級生の渡久山章先生。
渡久山先生は、2023年12月までイーノ株式会社でお勤めされていました。「今日は寒いですね」(または暑いですね)のような、ちょっとした会話を、渡久山先生と父の故郷である宮古・伊良部島の言葉ではなんというのか教えていただく毎日を過ごしていました。

宮古・伊良部島の言葉を教えてもらって書き溜めた、『伊良部方言マイマニュアル』

『沖縄の豊かな自然』の記事は、私自身が渡久山先生を通して、父からも教えてもらっているような気持ちな分、きっと「素」の楽しさがあるのではと思っています。時には原体験にふれるような、懐かしさも感じていただければ幸いです。