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いなぐ・いきー

琉球王国は、どのようにして生まれたのか?

一三六八年(足利義満、十一才で征夷大将軍即位)中国には「明」という漢民族の王朝が誕生します。その前の「元王朝」は北方民族のモンゴル人が作った国で約百年間続いていました。中国は、北方民族と中央の漢民族のあいだでくりかえされた、果てしない戦いの...
いなぐ・いきー

国際大国・中国は、なぜ、小国・琉球を優遇したのか?

一四〇四年、足利義満は日・明(中国)間の勘合貿易を開設します。だが、琉球は、それより三二年も先立つこと一三七二年、中国との朝貢貿易を実行しています。 大国・中国が、小国・琉球に対して行った特恵措置は、次の通りです。(一)鎖国を実施していた中...
いなぐ・いきー

スマ(島・古里)ウツ(言葉)

生まれ育った島(伊良部島:補)を離れて60年以上にもなる。けれども何かにつけて、島の言葉がふっと浮かんできたりする。今回はそれらの中から一つを紹介したい。 ナンミー・カーラカス・ニャーン 島には、ナンミー・カーラカス・ニャーン(なめて・乾か...
いなぐ・いきー

琉球国を支えた人物・舜天(しゅんてん)王とは ? ①

琉球王国は、一三七二年から一八七九年までの五百七年間存続しました。万世一系の日本邦を除いては、中国、朝鮮国、東南アジア等では、通常一王朝が存在する期間は約、三百年といわれていますが、琉球王朝はその面から長期型王朝だったと言えます。 琉球最古...
いなぐ・いきー

ティダ・ヌ・カザとスサーファーン・ピャーノーマガマ

スマ(島・古里)ウツ(言葉)(二) 先月は島の言葉として「ナンミー・カーラカス・ニャーン(なめて乾かすように)」を取り上げた。今回は「テイダ・ヌ・カザ」と「スサーフアーン・ピャーノーマガマ」の二つを紹介したい。   ティダ・ヌ・カザ(太陽の...