いなぐ・いきー

自然と人と炎が織りなす風合い 〜読谷村・やちむんの里〜

自然と人と炎が織りなす風合い 石畳の道とその脇にポツリポツリと建つ赤瓦の工房。その光景に気持ちが高まる。 那覇から北へ車で約1時間、読谷村(よみたんそん)は本島中部、世界遺産のやサトウキビ畑、その先に広がる紺碧の海など自然豊かな地域。やちむ...
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水と風の庭園は華流ドラマの世界 〜那覇市久米・福州園〜

水と風の庭園は華流ドラマの世界 各地では秋の訪れとともに、彼岸花が真っ赤に咲き、コオロギの鳴き声も聴こえているのでしょうか。10月2日、那覇市に出かけた。気温は31度、太陽の日差しが燦々と降り注ぐ真夏日。外に出ると汗がジトーと溢れてくる。 ...
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「ただいまー」移民の地から大集合 〜世界のウチナーンチュ大会〜

「ただいまー」移民の地から大集合 「おかえりー」 「ただいまー」とあちらこちらから聞こえる。 世界各地に移住したウチナーンチュ(沖縄出身者)とその子や孫たちが故郷で交流を深める「世界のウチナーンチュ大会」が10月31日〜11月3日の4日間、...
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熟成が魅力の「泡盛」

正月は「家宝の古酒」で寿ぐ 沖縄では多くの家庭で子の誕生の時や、家の新築祝いに5升甕の泡盛を用意します。子の成長や一家の繁栄を願う「想い」が「家の宝」としての甕に託されます。 それは泡盛の大きな特徴に由来します。日本酒や焼酎と違い、熟成させ...
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【沖縄こころ旅】岩場に咲く朝顔に出会った

京都出身の私は、パワースポット巡りが好きで、恋愛運、健康運など、いわば「ご利益」を目的に奈良や三重まで足を伸ばしていた。でも16年前に沖縄に移り住み、沖縄のパワースポットに行くと私の思いは変わってきた。「こうあらねばならない」という考えから...
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熱気と願いに染まるいなぐの世界 〜年の瀬の牧志公設市場〜

熱気と願いに染まるいなぐの世界 12月、那覇の街にはクリスマスのイルミネーション。なかには半袖Tシャツ、島ぞうりの人もいて、クリスマスと南国のコラボレーションが面白い。  イーノから徒歩3分のところにある牧志公設市場は県民や観光客などが訪れ...
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女流歌人の哀しみと激しさ 〜チルーとナビーの琉歌〜

女流歌人の哀しみと激しさ 那覇空港から車で約10分、モノレール旭橋駅に直結したバスの中央ターミナルと県立図書館、OPAが集積する新しいビルが建つ。この傍らに、かつて海岸だったことを示すように琉球石灰岩の巨大な塊が立っている。「仲島の大岩(な...
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個性派食材の代表 生ウコン

健康の担い手は、甘苦い香りと黄金色 「にがーい!!でもなんか体に染み渡る~!」。お客様担当の新垣幸子(あらかきさちこ)さんから今が旬のニガナをいただき、サラダにした。沖縄は大地が潤う「うりずん」の季節の3月頃から旬の野菜が増えてくる。島らっ...
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海のかなたの故郷へ想い届ける 〜那覇市・三重城(ミーグスク)〜

海のかなたの故郷へ想い届ける 沖縄にはお正月が3回もあるんです。1月1日のお正月と旧暦のお正月。そして、3つ目はなんだと思いますか?。答えは「グソーのお正月」。 グソーとは「後生」、つまりあの世のお正月のこと。旧暦の1月16日に行われ、十六...
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街はガマと大木たちに見守られ 〜那覇市 希望ヶ丘公園〜

街はガマと大木たちに見守られ イーノは那覇市牧志のメインストリート、国際通り沿いにある。国際通りは、今でこそお土産屋や飲食店が並び、観光客で賑わっているが、戦前は街のはずれで畑や田が広がっていた。戦後、那覇市の中心地が米軍により没収され、捕...