事業承継、特に実の息子への引き継ぎは、親と子の関係から、別の関係性が生まれることを意味していると、経験してわかりました。その当時の父である社長から、「これからは二つの関係性がある、親と子のプライベートな世界、上司と部下の公の世界、混合してはならぬ」そう言われて、その当時は、もちろんそれを理解した上で、引き受けたのだからと思いましたが、実際はというと、、、お互い都合良く、使い分けるものです。特に、数字のことなどになると、そのあたりが曖昧になりがちだと思います。しかし、会社は何のためにあるのか、誰のためにあるのか、などの話になったときに、上司と部下の関係の中で、私自身が一番よく話を聞きましたし、勉強になったことがあります。
そう、それが「お役に立つこと」という言葉です。
特に、e-no株式会社が、お客様へ商品、サービスを届けるのは、何のためか、それはお役に立つことだ!このことについて、今も引き継いだ当初から徹底的に学び、事業承継の根幹になっております。今、やっていること全てがお役に立っているかどうか、そのことを胸に経営を進めていくことが、使命であることは間違いのないことです。