e-no株式会社 代表取締役の川畑信介です。創業者の父、川畑保夫(1948~2022)の残した言葉を今、学び直しています。これからのe-noが大切にしていく考え方を確かめていきたいと思っています。
11/19、具志頭小学校にて、第59回全沖縄青少年読書感想文、感想画コンクールの審査会にお邪魔しました。e-no株式会社は10年近く、特別協賛という形で同コンクールをサポートして参りました。今までは表彰式という晴れの舞台への参列のみで、裏舞台の現場、審査会まで足を運ぶことはありませんでした。一度は現場へと思ってはいましたが、土曜日というお休みの日ですので、正直な気持ちを申し上げると優先順位を低くしていたことは否めません。今回は、父の想いに触れたいという気持ちから、ご挨拶もさせていただきました。
行ってみてわかったことは、当たり前ながら、先生たちは子供たちの本に触れることで生まれる表現力を応援したい気持ち、それ以上の想いから土曜の休みを返上して、朝から夕方までかけて、全てに目を通して、優秀賞などを決めていると聞きました。感想画では、先生同士で議論を重ねながら、厳しい眼差しで作品を手にしては、他の作品を見ながらとこんなに一作品に時間をかけるのかと驚き、一方、感想文はシーンと静まり返った中で、先生方がテストを受けてるような緊張感溢れる雰囲気で作文を読んでいる姿に、すぐに邪魔してはいけないと中に入ることすら、できないような雰囲気でした。
さて、11年前から始めた特別協賛ですが、その理由を父から聞いたことがありました。審査にあたる先生たちはその当時は手弁当で参加。先生方たちの熱い想いに企業として、何か少しでもサポートすることができないかということで、協賛を琉球新報社へ申し出たと聞いております。企業サイドとしては、協賛するということは、気持ちも大事ですが、PRとしての要素も少なからずあるかと思っておりましたので、経緯を聞いた時には、何年続くのかな?と冷ややかな目で見ていた私がいました。父の口癖は、今の教育から芸術、文化の授業が減らされ予算までも削られていく中、企業こそが地元への貢献としてそのような豊かな心を育むためのものをサポートすることが、本来の地域貢献だと話していました。まだまだ、その意味がわかるには程遠いですが、サポートし続けることで、何らかの意味がわかってくるのかもしれません。